インフルエンス




先月読んだ本。


ある作家に「友梨」と名乗る女性から手紙が届く。
彼女と二人の友人「里子」と「真帆」との
30年に渡る関係を聞いて小説にして欲しい、と。

その手紙の中に何かを感じた作家は
友梨と名乗る女性に会って話を聞く事にする。


かつて友梨と里子は同じ巨大団地に住む幼馴染だった。
しかし小学2年生の時に里子が無邪気に語った
ある発言をきっかけに友人関係は疎遠となっていく。


そして中学生になった友梨は、かつて里子が
無邪気に放ったあの発言の意味に気づいて
心に重い何かを抱えていた。

そんなある日、友梨は都会から団地に来て
周りとは何か違う空気を放っていた
真帆という美しい少女と仲良くなる。

密かに憧れていた真帆と仲良くなれた友梨は
毎日が楽しくて仕方なかったが、ある日
真帆が襲われそうになった所を助けようとし
逆に犯人の男をナイフで刺してしまう。

しかし翌日、なぜか警察に逮捕されたのは里子だった。


その事を誰にも言い出せないまま時は過ぎ
お互い疎遠になりつつも「友達」として
新たな「共犯関係」が生まれていく。

この三人の歪んだ関係が「友梨」と小説家との
会話の中で徐々に紐解かれていく。


彼女達が何かを守るために新たな何かを犠牲にする。
この理不尽な連鎖が読み手にも伝わってきて
すんなり読み込む事が出来ました。
面白かった!

BOOK 21:19 -
私の命はあなたの命より軽い




先月読んでた本。


出産を間近に控えた遼子は
夫のドバイへの赴任を機に
実家への里帰り出産をする事にする。

しかし帰った実家は何か様子が違っていた。
今まで仲の良かった家族は会話が無く、
最近購入した家を売ろうとしている父親。

不穏な空気の中、果たしてこの家に何があったのか。


近藤さんの本は以前にも読みましたが
ストーリーに惹きつけられる作品が多く、
先が気になって読み進めたので1日で読めました。


また機会があれば別の作品も読んでみようかな。

BOOK 23:07 -
第三の時効



GW期間中に読んでた本。

F県警で起こる事件をそれぞれ描いた連作短編集。


夫を幼馴染に殺された主婦、その事件の時効を
迎えるにあたり周到に用意されていた
第二・第三の時効とその真実とは。

自白した犯人の裁判で一転、
無実の罪を訴えた犯人の思惑とは。

過去に起きていた青酸カリによる犯罪。
その手口と今回新たに起きた事件の関連性は。


短編になっていながらも連作の為、各話で
登場人物の背景が見えてきて面白かったです。
BOOK 12:23 -
友罪




先月読んでた本。


少し前にちょうど映画公開された今作。
リアルタイムにちょうど公開目前に読めた!


ジャーナリストを夢見て出版社で働いていた益田は
ある事件をきっかけに出版社を辞め、生活の為に
とある小さな町の工場に就職する。

そして同時期に採用された鈴木という男。
彼は周囲と関わらず、過去を語らずにいたが
次第に益田と打ち解けるようになる。

しかし彼に触れる度、益田の心にはある疑惑が。
彼は過去に日本を震撼させた猟奇的殺人事件の
あの少年Aなのか?

その疑惑が本物に変わった時、
過去の罪を背負って生きていく二人の今後は?


過去に実際に神戸で起きた児童殺傷事件を
思い出させる今作。

事実、この世界でもこの日本の何処かで
こういう事は起きるのかなぁ、と。

BOOK 23:06 -
凪の司祭




先月読んでた本。

石持さんによる全編通しての無差別テロ小説。


緻密に練られた計画に従いショッピングモールで
無差別にバイオテロを行う珈琲店の店員の桃。

実行犯、被害者、協力者、警察サイドと
さまざまな視点から描かれている為、
引き込まれて一気に読める作品でした。

 

BOOK 21:45 -
秋霧




先月読んでた本。

大倉さんの山岳シリーズ。

月島で便利屋を営む倉持は財界の大物
上尾という老人から天狗岳に登る行程を
撮影して欲しいという依頼を受ける。
山に登る簡単なはずたった仕事だが、
なぜか不審な影に気づく倉持。

一方、元自衛隊特殊本部員だった深江は
山小屋で何者にかによる襲撃を受ける。
後日、警視庁の儀藤からそれが正体不明の殺し屋
「霧」だと聞かされる。


色々な糸がもつれ合い、三つ巴の死闘に
巻き込まれていく倉持の運命は。



大倉山の山岳シリーズは読むの二冊目ですが
こちら他の山岳シリーズにも登場する人物が
たくさん出ている作品だったようで。
なので他の作品も読んでみようと思います。

BOOK 12:50 -
Ank: a mirroring ape




少し前に読んでた本。

2026年に京都で起こった大暴動。
それは人と人が殺し合い多くの死傷者を出した。

テロでもウイルスなどの病原体でもない、
では暴動はなぜ起きたのか?


実はその発端は一匹のチンパンジー『アンク』だった。
彼の警告音を耳にした人々は人類の本能に従った。

霊長類研究施設のセンター長の鈴木望は
この事実に気づき、混乱の中アンクを探しに行く。



こちらの小説、いわゆるパニックスリラー。
時系列が前後しているので、暴動が起きた後より
起きる前までの展開が幅広く描かれています。

面白かったけど普段なかなか小説読まない人には
ちょっと難しいかな?

BOOK 21:18 -
毒殺魔




結構前に読んでた本。

 

 

仕事中に骨折したTVディレクターの広川。
骨折による休業期間のリハビリの辛さと
恋人を失った辛さから彼はある女性を部屋に呼ぶ。

その女性−リョウ―が忘れられない広川は
彼女が落としたメモに書かれていた建築家の
加賀という男の住所を頼りに彼女を探そうとするが
その建築家は後日毒殺で遺体となって発見される。

そんな時、公園で毒を使った無差別テロが発生。
その毒は加賀が殺された時に使用された毒と同じものだった。
果たして事件と彼女の関係は?


…という事で読んでみた小説ですが
まさかのタイトルと概要と違い、中身は
実際の沖縄問題に触れた社会派の作品。

沖縄で問題となる米兵問題・普天間基地、
実世界でも少し前に何度か起きていた
米軍ヘリコプターからの落下物など
詳細が公表されない沖縄問題を描いた作品でした。

BOOK 21:26 -
イアリー 見えない顔





少し前に読んでた本。


病気で亡くなった妻の葬儀を終えた夜、
大学教授の広川の自宅のインタホーンが鳴る。
亡き妻を訪ねてきた「ヤダ」と名乗る女性。
広川が外に出た時には女の姿は消えていた。

この日から広川の近所では不審な出来事が。
やがて近所のゴミ集積所では身元不明の遺体が発見される。


そんな中、広川の大学で行われる大学の総選挙。
知らず知らずこの総選挙の内部に飲み込まれた広川は
自分の周りで起こっている不可解な出来事と
大学の総選挙の繋がりが見えてくる。

果たして謎の女は誰だったのか?


とりあえず読んでみて思ったのは
近隣トラブル的なの怖いなー、と。
大学総選挙の所は長かったかな?
でもサクサクっと読めました。

BOOK 23:47 -
夜行




少し前に読んでた本。

森見さんの最近出た本!
…だけど予約待ちが長かった(笑)


一人の画家が描いた『夜行』シリーズの
謎の世界に飲み込まれていく人達の
それぞれの絵画にまつわるお話。

普段ユーモラスなキャラクターが多い
森見作品とは違い、今作はちょっとした怪談で
影のある人物がたくさん出てきます。


学生時代にサークルの仲間で行った
鞍馬の火祭りの最中に突如消を消した長谷川さん。

10年後にまた集まる事となった仲間達は
ある一つの画家の作品をきっかけに
それぞれが体験した出来事を語り出します。

これは現実なのか夢なのか。
なんとも不気味な傑作となっています。


こちら普段と違ったテイストで
新鮮な感じで読み進める事が出来ました。

BOOK 23:22 -
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時々見せる日常
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